毎日の生活の中で、なんとなく心が疲れてしまうことはありませんか?
そんなとき、特別な言葉がなくても、そっと寄り添ってくれたり、ただ一緒にいるだけで安心させてくれる人がいます。
そのような、自然と人を癒す力を持った人のことを「天性のヒーラー」と呼びます。
天性のヒーラーは、専門的な知識や技術がなくても、人の心に寄り添い、癒す不思議な力を持っている人。
言葉にしなくても相手の気持ちを感じ取ったり、さりげなく場の雰囲気を和らげたり、誰かの心にそっと光を届けるような存在です。
今回は、そんな天性のヒーラーに備わる特徴や魅力について紐解いていきましょう。
また、天性のヒーラーが人知れず抱える苦労や繊細さについてもスピリチュアルと心理学の視点から解説します。

もしかしたら、あなたも天性のヒーラーかも?!
天性のヒーラーは人を癒す力がある人。今日も誰かの心にそっと光を届ける癒し人。
言葉にしなくても相手の気持ちがわかったり、さりげなく場の空気を和らげたり。
しかし人知れず苦労も多い・・・
天性のヒーラーの特徴とヒーラー気質が幸せに生きるための注意点を解説!
天性のヒーラーの特徴

天性のヒーラーと言われる人たちには、持って生まれた魂の願いがあります。
それは・・・
人間だけでなく、動物や場のエネルギー、さらには世界全体の癒しに貢献したいという思い。
この純粋な思いは、本人が自覚していてもいなくても癒しの力として発動します。
そのため、彼ら彼女らはいつでも自然と調和し、他者の感情に敏感。
相手が言葉にしない苦しみにも気づくことができます。
- 空間や人のエネルギーに敏感
- 側にいるだけで相手に安心感を与える
- 困っている人に自然と手を差し伸べる
- 無意識に場の雰囲気を良くしようとする
- 小さな命(動物、植物など)への深い共感と愛情を持つ
- 神々や自然に畏怖の念を持つ
天性のヒーラーはこのような特徴を持っており、存在するだけで周囲に貢献しています。
天性のヒーラーに起ること

ヒーラー体質の人は、癒しの力があるがゆえに、いくつかの特徴的な現象を経験します。
特によくあるのが、「問題を抱えた人が寄ってくる」こと。
これは、ネガティブを抱えた人がヒーラーの優しさやエネルギーを感じ取って「癒して欲しい」という思いから近づいてくる現象です。
相手は癒しのエネルギーや自分の「欲する思い」に気づいていないことが多く、なんとなく惹かれて天性のヒーラーに寄っていってしまいます。
- 不安定な人や病んでいる人が寄ってきやすい
- 道で困っている他人に遭遇しやすい
- 初対面でも悩みを一方的に打ち明けられる
- 人の愚痴や感情の吐き出し口にされる
- エネルギーを奪う人(エネルギーヴァンパイア)が寄ってくる
このようなことが本当によくあるのが天性のヒーラーの日常です。
しかし、相手にとっては無意識で無自覚であることが多いので、天性のヒーラーは人に負担を掛けられる割に感謝されないことも多いです。

天性のヒーラーって大変だね
天性のヒーラーの苦労

天性のヒーラーには人知れず抱える苦労があります。
人の気持ちやエネルギーがよくわかるため、誰かにわかってほしいという辛い思いを抱える人たちが、癒しを求めて寄ってきます。
ヒーラー気質の人は、無意識のうちに他人のネガティブを吸い取ってしまうので、他人の感情のゴミ箱のような存在になりやすいのです。
それは、他者との境界線が曖昧になりやすいことでもあります。
それでは天性のヒーラーの苦労を具体的に挙げていきます。
- 他人の不幸に共鳴しすぎてしまう
- 人の感情を受け止めすぎて、自分の感情がわからなくなる
- 他人を癒すことに夢中になり、自分のケアを後回しにしてしまう
- 相手の気持ちを「わかりすぎる」あまり、自分の意見が言えなくなる
- 依存的な人にターゲットにされる
無意識のうちに他人のネガティブを吸い取ってしまうので、それが自然に当たり前となり、他人の感情のゴミ箱のになってしまうことがあります。
これはヒーラー体質の人が特に注意すべきポイントです。
天性のヒーラーの人生と学び
天性のヒーラーの人生は、一見静かで穏やかなように見えて、実は内面で多くの葛藤や試練を経験します。
若い頃に人知れず苦労を経験していることが本当に多いですが、苦労をひけらかさないため「楽して生きている」ように誤解されます。
天性のヒーラーが癒しのエネルギーを発する豊かな様が「まるで苦労知らず」と勘違いされ嫉妬の対象になりがちです。
また、自分の癒しの力や優しさの扱い方がよくわからず、周囲の人に利用されたり、深く傷つけられる経験を持ちます。
天性のヒーラーの元には、さまざまな形で助け求める人がやってくるため、自分のことは二の次となりやすく、人のことでエネルギーを消耗していきます。
それでも無意識に誰かを癒そうしてしまうのが、天性のヒーラー。
しかし、自身の成長と共に「自分の癒しの力」に気づき、それを正しく使い始めると人生が大きく変わりはじます。
他者を癒すためには、まず自分自身が満たされ、整っている必要があることをたくさんの理不尽な経験から学びます。
そして自分が癒すべきものとそうでないものを選別することの大事さを知り、癒しの力の本領を発揮していきます。
天性のヒーラーが注意したい4つのこと
天性のヒーラーが幸せに生きていくために4つの注意点があります。
- 他人との境界線を意識すること
- 「これは自分の感情か?他人の感情か?」と問いかける
- 相手の問題に勝手に手を出さない
- 他人を勝手に癒そうとしない
- 癒しは本人の選択で起きるもの。必要以上に介入しない
- 感情のゴミ箱にならない
- 天性のヒーラの元にはさまざまな感情を解放したい人がやってくるが、人の愚痴を受け止めすぎは相手の成長を止めることにもなる。
- 「この人の問題は私のものではない」と切り分けることが必須
- 自分のエネルギーを守る習慣を持つ
- 一人の時間を大切にする
- 自然の中でリセットする
- アロマ、瞑想、塩風呂などで日々の浄化を意識する
天性のヒーラーが幸せに生きるには?

ヒーラー気質の人が幸せに生きるためには、まず「自分を満たすこと」が最優先です。
他者を癒す前に、自分が満たされていることが絶対条件です。
天性のヒーラーは、そこに存在するだけでもう十分仕事をしていますから、まずは自分自身を大切にされてください。
- 自分のことを後回しにしない
- 嫌なことには「NO」と言う勇気を持つ
- 頼まれていないのに助けようとしない
- 自分を大切にする人とだけ関わる
- 他人の消耗品にならない
そして、自分の癒しの力を「使いたい」と思える場所や相手を選ぶことが重要です。
天性のヒーラーは何もしないでいると、無意識のうちに全自動で全てを癒そうとしてしまいますが、一人の人間が世界を癒すのは無理だということを理解しましょう。
しかも制御なしに外界を癒そうとするのは、自分の生きるエネルギーの大変な消耗と人の依存を誘発するカルマになりえます。
自分が本当に大切にしたい人や場所に、癒しの力を使っていきましょう。
天性のヒーラーの特徴 〜人を癒す力がある人:まとめ
今回は、いつもどこかで誰かを癒している天性のヒーラーの特徴についてお話ししました。
また、ヒーラー気質の人たちが人知れず抱える苦労や繊細さについてもスピリチュアルと心理学の視点から解説しました。
天性のヒーラーとは、不思議な癒しの能力を持って生まれた人たちで、ただ存在するだけで周囲に安心感や調和をもたらしています。
しかしその力ゆえに、苦労や課題も多く、他人との境界線の問題が重要なテーマとなります。
癒し人として生きていくには、自分自身を守り、満たし、そして正しく力を使っていくことが求められます。
天性のヒーラーの方々が、自分の才能と影響力を大切に使い、幸せに生きていかれることを願っています。

天性のヒーラーたちに幸あれ!