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こんな可哀想な私・・・
助けてくれないあなたはひどい人。
こんな弱い私・・・
当然あなたは言うこときいてくれるよね?
このように人に罪悪感を与えて、相手をコントロールしようとする人がいます。
罪悪感を使ってコントロールしようとする相手は、意識的にやっている場合と、無意識的にやっている場合があります。
どちらも同罪ですが。
そういう人っているよね
可哀想アピールで相手をコントロール!
罪悪感で支配する/被害者ポジション
罪悪感で支配することと、似ているケースに「被害者ポジションから人をコントロールする」があります。
わかりやすいので、こちらから説明します。
とくに長男、長女のみなさんはこんな経験があるかもしれません。
力では叶わない弟や妹が、弱さを武器にして姉や兄に勝とうとするパターン。
たとえば、自分からケンカを仕掛けておいて、お姉ちゃんにやられたと親の前でギャン泣き。
そうして、下の子をいじめるなと、親に兄や姉を怒らせるように仕向けてケンカに勝つケース。
たとえば、上の子のおもちゃを
「いいな、いいな、欲しいなー、でも自分はまだ小さいから買ってもらえないなー(涙)」
などと、可哀想アピールをして、親の応戦を駆り立てながら欲しいものをまんまとゲットするケース。
これは、まさしく被害者ポジションからのコントロールの成功例です。
自分の弱い立場をを利用して支配(コントロール)することは、家族間でもよくあることで、母親からされてきたという人も多いです。
女性が抑圧されてきた時代が長いですから、被害者ポジションからの人のコントロールに長けているのは女性に多いのかもしれません。
それを身近で見て育った人が、当たり前のようにこの方法を引き継いでいることも多いようです。
それでは本題、罪悪感で支配するパターンを紹介します。
人からこんな言葉を言われて違和感を感じたことはありませんか?
「あんたと違って、うちらアホだからさ・・・」
「あなたはすごいけど、私はダメだからね・・・」
さまざま文脈で言われがちな言葉ですので、一概におかしいとは言えませんが、言われたほうが違和感を感じるようであれば、これは受動攻撃かもしれません。
あなたは運良く恵まれているけど、私はこんなに可哀想という主張。
一見、自分を下げているだけに感じますが、この背後に何があるか・・・・・?
これは「可哀想な私に施せやワレ」という横暴なスタンスです。
下の立場や、被害者のポジションから、相手を動かそうとするズルいやり方です。
このようなこと、誰でも一度は経験があるのではないでしょうか?
「可哀想な私」を相手に向ける人は、根底でコントロール欲が全開していることにお気づきでしょうか?
この曲がったエネルギーに受け手は違和感を感じるものです。
また、境界線を越えての押し付けにいいしれない気持ち悪さを感じます。
罪悪感で支配する人はこのやり方での成功体験を持ち、人生のさまざまな場面で繰り返しています。
ちなみに、何も悪いことをしていないのになぜか嫌われてしまうと言う人に、「可哀想な私」を相手に向けて嫌なエネルギーを出していることがわりと多いです。
ゲゲゲ
可哀想アピールやられがち姐さんが通りますよ!
罪悪感で支配する人の特徴
アメリカの精神科医カレン・ホナイ氏の理論に基づく、罪悪感で支配する人の特徴です。
1. 幼少期の不安が原因
2. 被害者意識を利用
3. 完璧な期待を押し付ける
4. 自分の不安を隠すための攻撃をする
5. 愛情を交換条件にする
※チャットGPT参照
カレン・ホーナイとは
カレン・ホーナイ(Karen Horney, 1885-1952)は、ドイツ出身の精神分析家で、フロイトの理論を批判的に再構築し、独自の理論を展開した人物です。彼女は特に女性心理や不安に関する研究で知られています。
罪悪感で支配する人はターゲットを厳選
被害者ポジションを取られやすい人と、取られにくい人がいます。
罪悪感で相手を支配する人とされない人がいます。
この差は何でしょうか?
なぜ、あなたが罪悪感で相手を支配する人のターゲットに選ばれたのか?
考えていきましょう。
相手はあなたを自分の思い通りに動かす戦法の一つとして、無意識的にあるいは意識的に「罪悪感での支配」を使ってきています。
「罪悪感での支配」をあなたに使っている理由は、この戦法があなたに効くと判断したからです。
おそらく、相手は罪悪感で支配するプロフェショナルです。
「罪悪感での支配」のプロフェッショナルが、あなたをターゲットにした。
あるいは、相手をコントロールするための数ある戦法の中から、「罪悪感の支配」があなたに最適だと判断した。
これは、過去の成功体験から、あなたが「罪悪感での支配」に揺らぎそうな人だと判定したからです。
その判定理由、あるいは相手があなたに対して、戦法「罪悪感での支配」を選んだ理由を考察していきましょう。
罪悪感で支配する人の対処法
ターゲットにされる人と、されない人がいる。
では、罪悪感で支配する人からターゲットにされない人はどんな人か?
それは・・・同類の人。
罪悪感で支配する人たちは、他者から与えられる罪悪感の刺激には、あまり揺らぎません。
このタイプの人たちは、自分の気持ちには敏感でも相手の気持ちにはわりと鈍感で、共感性の低さを露呈します。
だから、可哀想アピールという相手に負担をかける行為が平気でできるのでしょう。
同類にはやりません。なぜなら、効果がないと知っているから。
罪悪感で支配する人からターゲットにされないためには、こちらも相手の上をいく可哀想アピールをしてみると良いでしょう。
これが一番簡単なやり方ですが、ほんの一時的な対処法に過ぎません。
根本的に対処をしないと、また別の同じようなタイプの人が次々やってきてしまいます。
では、そもそも罪悪感で支配する人からターゲットにされる人はどんな人でしょうか。
それは・・・
もともと、自分の中に何かしらの大きな罪悪感がある人
ex. 幼少期、親を助けられなかった思いがある人
ex. スピリチュアル的には過去世のカルマがある人
心の中にある大きな罪悪感を昇華するのは、かなり大変なことですので、ここではあえて深掘りしません。
もう少し簡単にできる「罪悪感で支配する人からターゲットにならないための実践方法」がありますので、解説しましょう。
おそらく、ターゲットになってしまう人は「罪悪感で支配する人」が持っているダメさを全否定しています。
ターゲットのならない方法は、その全否定をやめること。
ダメなところがあってもいいと、相手も自分も許すことが、「罪悪感で支配をしてくる人」の戦法にかからない方法です。
イヤなものがあってもいい
ワルいものが存在していてもいい
ズルい人がいたっていい
世界のありようを自分がコントロールできないことに気づくこと
ちなみに、自分に対してのコントロールが強いと、他者からのコントロールにかき乱されます。
すべてがあるがままにあっていい
自分と相手のダメさを許せるようになって、
「なんなら、イヤなもの悪いものやダメなものは、むしろあった方がいい!」
このような境地に達すると、ターゲットにされる確率が格段に減ります。
毒を持って毒を制すです。
それでは、罪悪感で支配されないための実践的な対処法を整理します。
実践的な対処法
1. だめな自分を許す
2. 自責モードを緩ませる
3.人の課題は自分の課題ではないという理論を持つ
4.その手には乗らないと言う意思を持つ
1. だめな自分を許す
↓
ちゃんとしなくていい/ずるくてもいい/ワルくてもいい/自己中でいい
2. 自責モードを緩ませる
↓
少しは人のせいにする
この対処法、ターゲットにされるような方々はおそらくイヤだと思うことでしょう。
1と2は「罪悪感で支配する人」の性質にピッタリ当てはまりますが、この許せない要素は実は誰の中にも少しはあるものです。
これを認め、ジャッジせずに許してあげる。
「罪悪感で支配する人」に見習って、ダメで、弱くて、ずるいことを、ありのまま認めて開き直る。
続いて、
3.人の課題は自分の課題ではないという理論を持つ
4.その手には乗らないと言う意思を持つ
これで方向性を固めてください。
結論:毒を持って毒を制す
「罪悪感で支配する人」のターゲットになる人は、毒が足りない人です。いい人です。
清らかな善人です。
あるいはそうあろうとしている人。
実際、清らかな善人でなかったとしても
そうあろうとしてるなら、
あり方=生き方ですから、もう十分な清らかさです。
しかし、世の中はさまざまな人のうごめきです。
そのような中で、少しの毒を持つことで、自分を守ることができます。
そして、「罪悪感で支配する人」のカルマを減らすことができます。
「毒をもって毒を制す」
大事なことだから2回言いました。
ひとつまみの毒は、さまざまな厄介ごとから自分を守ることができる万能薬です。
この世界がロクでもないとするならば尚更、いい人は、ひとつまみの毒を持つことをおススメします。
姐さん、ナットクです!
いいひとで優しいあなたが幸せに過ごせますように